税理士独立開業日記④~初めての採用~

働く

茅ヶ崎の税理士、吉井英人です。

開業から半年くらいになると問合せのお客様も多くなり、

入力業務なども手に余るようになってきたところで、

初めての採用活動がはじまります。

それまでは自分は労働者の側にいたので、

単純に労働者として「これは嫌だったな」と思うことは

やらないようにしようと思いました。

そして何より税理士事務所の堅苦しくて厳しい雰囲気が

好きではなかったので、もっとカジュアルに楽しく過ごせる

税理士事務所をつくりたいと考えました。

自由に働ける環境で人は力を発揮するはず!!とポジティブに

考えていました。

でも後で大きな間違いであったことに気がつきます。

開業したばかりで何としても仕事を成功させたい自分と、

とりあえず時給稼ぎにきているスタッフとのモチベーションや

方向性が同じになるわけないのに、一緒に楽しく仲良く

頑張ってくれるはずという甘い考えは見事に打ち砕かれます。

創業したばかりの経営者の方たちにも昔の自分のタイプの方が

結構いらっしゃいます。従業員に対して思い入れが強すぎたり、

「もっと給料出してあげたい、だって頑張ってるから」という

想いが強すぎると少し心配になります。

最初の頃の事務所の離職率の高さは、私の過度な期待

(能力面だけでなくモチベーション面も含めて)と勘違いから

来ているんだろうな、と思います。※今では離職率はずいぶん

下がりました。

人材採用については、当然人柄を重視しています。

それと無理をしないように気を付けています。

今までにもどうしても取りたい!!と思えるような人も

何人かいました。それでも事務所の給料の水準からすると

取れない場合は、正直に現状を話しました。

今は大分給料が低いけど、成果を出してくれて事務所が

成長すれば希望以上のお給料が取れることを説明して、

それで納得してもらった人だけ採用してきました。

最初の時点でお給料について交渉をしてきたり、最初の時点で

最高額を獲得しようとする人は大体仕事出来ません。

採用に成功法則はありませんが、やっぱり長年やってくると、

少し見えてくるものがあるな、と感じます。

なんて書いている今も絶賛人材募集中です。

新規受注と人材採用、事務所をやっている限り、ずっと続く悩みです。

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