税理士(税理士事務所)の仕事について

働く

税理士事務所の仕事でイメージするのは

どんなことでしょうか?

一般的な仕事のイメージは

領収書から会計ソフトへ入力する作業

だったり、税金の計算をするような

「事務的な仕事」のイメージが強いか

と思います。

実際にこのような仕事は現在の会計事務所

の仕事の大部分を占めているのが現状です。

今後、こういう事務的な仕事」は

AIによってなくなっていく仕事だと

言われています。

確かに書類から数字や文字情報を読み取って

会計ソフトに入力していく作業は

人間がやらなくても良い感じがします。

現在(2020年7月)の時点では、

freeeやMFクラウド会計に代表されるような

クラウド会計システムが普及してきています。

インターネットバンキング等のデータを

基に自動仕訳を行なって、自動で処理を

振り分けていくようなソフトはだいぶ

普及してきていますし、さらには

スキャナで領収書を読み取って自動で

仕訳を入力していくような技術も少しずつ

導入している事務所も増えてきている

感じはあります。

このような状況から

会計事務所職員という仕事が

将来なくなる職業のランキング入り

しているのは現実的

といえるかもしれません。

ただしあまり悲観的になることもないと

思っています。

弊社の現状ですが、税理士の仕事の大半は

お客様との打ち合わせです。

1日中お客様と面談している日もあります。

というかほとんどです。税理士にもより

ますが、私の場合は、お客様との面談が

仕事の7割、2割書類作成&チェック、

1割事務所の経営に関する仕事、という

感覚です。

そうなると、

これからは

コンサルティング能力が必要だとか、

提案型の税理士だとか、

よりハードルが高くなる感じがします。

そんなにハードルを上げる必要はない

と思っています(笑)

確かにお客様が期待しているものの中には、

ビジネス的な情報提供だったり、節税だったり、

売上UPの施策だったり、さまざまです。

でも全部はできません。

だからと言って、

「私の仕事は申告と税金計算です」

という勝手な線引きをしたら

お客様は去っていくので、

一緒に考えることが一つの答え

だと思っています。

お客様の目指す方向を横に立って一緒に考える

ことが税理士の最も重要な役割かと思います。

「あっちの方が風が弱そうですよ」

 とか

「雨が降りそうなので傘を用意しおきましょう」

 とか、そういう軍師みたいなイメージです。

「お客さんの軍師になれる仕事」

 税理士って本当に楽しい職業だと思います。

では、会計事務所(税理士事務所)の職員は

どうか?

これからは事務的な入力作業に依存していると

確か価値は下がっていくと思います。

データを分析したり会計の数字の内容を理解した

上で社長に説明できるのが重要かと思います。

税理士の独占業務を除いても、

お客様の横に立ってお客様と一緒に考える

姿勢があれば仕事はなくならないと思います。

例えば、各種の助成金や補助金、融資制度

などを提案できるように情報収集しておいて

それを自分のお客様情報提供する、

これだけで一つの提案かと思います。

他にも会計ソフトから出てくる試算表などは

見づらいのでより見やすい視覚化した

グラフなどを用いて、会社の状況を社長に

報告できる。

→社長はこの資料を基に今後の事業展開を

考える。

これも立派に軍師の仕事になります。

2020年の現状では、

税理士事務所(会計事務所)の現場には

まだまだ「事務的な仕事」もたくさん存在

しています。

すぐに事務作業がなくなることは想像して

いませんが、これからくるであろう時代に

備えて、業界で働く人、これから働きたい

と思っている人は準備しておかないと

いけません。

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